スタッツから考えるスパーズの最適フォーメーション

Race for top four: Kane alone can revive Spurs

CLではドルトムントに圧勝したものの最近リーグ戦では厳しい試合が続いているスパーズ。今年はW杯イヤーだったこともあり怪我人が続出し更に中心選手であったデンベレが中国に移籍し様々なフォーメーションを採用せざるを得ない状況に強いられている。もちろんそれは今季のポチェッティーノスパーズの特徴であり強みでもあるのだがやはりどんなチームでも基盤となるフォーメーションがあるもので今季はそれが明確ではないのが最近になって影響してるのかな〜と思ったり。Top4を確保するためにスパーズはどのフォーメーションを使っていくべきなのか。スタッツを用いて分かりやすい説明をしている記事を紹介して僕の考えていることも述べたいと思う

2topによる影響

今シーズンは前半戦の始めにルーカスがプレミア月間mvpをとったりソニーの好調など(もちろん怪我人の影響)もあって半分以上の試合で2topを起用しているポチェスパーズ。昨シーズンは1topを使わなかったのは6試合であることを考えるとかなり増えている。そんな2topでスタートした試合、1topでスタートした試合のスタッツの比較がある

スタッツが示していることは明確。1topの方が失点は少ないし負けの数が全然違う。

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じゃあケインやルーカス、ソニーのせいで失点数も負けも増えているのかと言われたらもちろんそれは違う。ケインは世界最高のストライカーの一人であるしルーカスやソニーも先程述べた通り物凄く活躍していた時期があった。ただ前半戦結構言ってたけどケインは一人で何でもできちゃうし2topの時でも点はとれてたけど器用なのでボールを要求しに落ちてくるとゴールに遠い位置でプレーしていて怖さがない(彼のスパーズやイングランドでの役割の変化は時間があればまた書きたいと思います)

失点が多くても点が多くとれていたらいいじゃないかという考えもあるかもしれないが全然1top時と得点数は変わらないのでもちろん失点が多い2topの時の方が負けが多い

2topって相手によっては(エバートンチェルシー戦など)はまると強いけど柔軟じゃない気がするんよなー

フォーメーション別による平均勝ち点
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これはポチェッティーノが今季プレミアで試した全てのフォーメーション。平均勝ち点が低いものに注目するとその試合はやはり2topを採用している試合が多いことに気がつく

 

ここで読んでもらいたいのがふじさんのブログ

(特に守備の所からしっかり読んでもらいたい)

とても詳しく分かりやすく書かれてますよね。

 

ということで、今季一番多く使っている4-1-2-1-2っていうフォーメーションに注目すると問題は簡単に言えばサイドの攻防で負けているということかなと思う。

  • スリーセンターのウィンクスの両端のエリクセン、シソコのスライドが間に合っていない。守備に追われる時間が多いのでエリクセンの攻撃時にも影響
  • sbの負担が大きく守備で精一杯なのが攻撃でも貢献を求められて中途半端になったり迷いが生じている→トリッピアなどの不調

 

結論

僕は4-2-3-1でシーズン最後まで戦ってほしいと思っている。なぜならそのままだがスタッツが示す通り4-2-3-1の方が勝率が良いこと。そしてサイドの攻防で負けているなら2topではなく一人をウィング(ソニーもしくはルーカスになると思う)にしてあげれば中盤もsbも守備の負担が減ること。もちろん相手によって変えないといけない場面は出てくるだろうがスパーズはやっぱ4-2-3-1を基盤に戦っていく方が良いと考えるわけ。中盤2枚はダイアー、シソコ、ウィンクス、(スキップ)で乗り切ってCL圏は確保してほしい。

 

スパーズについてのブログは初めてだったのですがこんな感じでいかがだったでしょうか。戦術的なこと、スパーズの経営についてはもう素晴らしいブログを書いてくださっている方達がいるので自分は(時間が少ないのもありますが笑)海外の記事を訳してそこに自分の意見をちょくちょく挟む形で書いていこうかなと思います。ちなみに生まれは日本なのにイングランドとのハーフだからなのか国語が苦手なのか日本語が変になるときもありますが気にしないで下さい笑 最後まで読んでいただきありがとうございました